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【NSX純正風オーディオ設計案】見た目はオリジナル、中身は安全・最新化

古い電子機器を安全に最新化するために

NSX純正オーディオの基盤腐食を確認した結果、修理は困難と判断。
そこで始動したのが「見た目は純正、中身は最新化」というリニューアル計画です。
今回は、その第一歩となる基盤設計と部品選定のポイントを解説します。

基盤設計の基本方針

古いオーディオ基盤は、経年劣化による腐食や絶縁不良が火災リスクを高めます。
そこで重要なのは、安全性と拡張性を両立した設計です。

  • 絶縁距離の確保
    高電圧部と低電圧部の間隔を広く取り、ショートリスクを低減。
  • 熱対策
    発熱部品(アンプICや電源回路)にはヒートシンクや放熱パターンを設計。
  • モジュール化
    カセット再生、ラジオ、アンプを独立モジュール化し、故障時の交換を容易に。

部品選定のポイント

最新技術を取り入れつつ、純正の雰囲気を損なわないために、以下を重視します。

  • カセットメカニズム
    現存する互換ユニットを流用し、信頼性の高いモーターを採用。
  • アンプIC
    低ノイズ・高効率のクラスDアンプを選択し、発熱を抑制。
  • 電源回路
    過電流保護・過熱保護付きのDC-DCコンバータを採用。
  • 外部入力対応
    ナビやスマホ接続用にAUX端子を追加、Bluetoothモジュールも検討。

見た目を純正に保つ工夫

  • 純正パネルをそのまま利用し、内部に最新基盤を収める。
  • ボタン配置やイルミネーションはオリジナルを再現。
  • カセット挿入口はダミーではなく、実際に再生可能に。

まとめ:安全性+こだわりで蘇る純正オーディオ

古いNSXのオーディオを、ただ交換するのは簡単。
でも、純正のデザインを残しながら最新化することで、オーナーだけの特別な価値が生まれます。

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